トリートメントについて

最近では様々なトリートメントがあると思います。

当店では、炭酸を使用し、髪や頭皮に付着した汚れをしっかりと取り除く事を推奨しています。

簡単に言うと、炭酸は引き算、トリートメントは足し算。

炭酸はとにかく引き算なので引けばよいので単純明快ですが、足し算のトリートメントは一つ一つ足していくので順番があり、やり方が髪質やダメージによって変わります、トリートメントはただ、付ければ良いという単純な考えでは、必ず重くなり髪が乾きにくくなり、手入れが大変難しくなっていきます。

一般に市販で販売されていますトリートメントは髪の表面に引っ付けるタイプのトリートメントになります、ただ付けていくので付け過ぎると髪が乾きにくくなり、髪質がゴワゴワになり、ゴワゴワな髪を抑えようとさらにトリートメントの量が増え、さらにゴワゴワになり自分では手に負えなくなる経験はご理解頂けると思います、この様な状態の場合は当店ではとにかくトリートメントという頑固な油を取って参ります、髪にこれだけ付着していると頭皮にも付着しているので頭皮の頑固な油も取って参ります、頭皮の頑固な油は毛穴を塞ぎこみ、細毛、薄毛の原因になります、特に男性の方でコンディショナーやトリートメントを使用されます方はしっかりとすすぎが大切になってきます、また、リンスインシャンプーは毛穴を詰まらせるのであまりお薦めはできない商品になります。基本、男性と子供さんはシャンプーだけでも良いと思います。シャンプーの洗浄力が強い場合は水で薄めて使用すれば髪のきしみも軽減されますし、基本、保湿効果のあるシャンプーであれば、シャンプーだけで良いと思います。

では、どのような方がトリートメントが必要なのか？

答えは、カラーやパーマの化学薬品によるダメージ髪か熱によるダメージ髪です。

次に美容室でのトリートメントは髪の内部に入り込むトリートメントや髪の表面につくトリートメントとタイプがあります、順番で言えば、内部からトリートメントを入れていき、最後に表面につけ内部に入っているトリートメントを表面で髪の内側から出にくくする順番の専門性の高い本格的なトリートメントになります。ここで注意する点で一番大切な事は肝心の髪の毛がトリートメントという油をすう前に水を吸いこむ状態になっているかどうかです、髪が水を吸い込む状態でなければ、いくら上質なトリートメント(油）を使ったからといって、良い結果には絶対なりませんし、お客様もトリートメントの良し悪しに関してはお分かりになることだと思います。

当店では、一番始めに一番大切な髪が水を吸う状態までした状態でお客様に一度、ご自分の手で触って頂き、髪が水を吸う状態を理解して頂いております。

その次にトリートメント(油)をつけ仕上がりを確認して頂いています。

仕上がりはべたつきもゴワゴワもない、サラサラでしっとりな状態になります。

基本的には、髪に余り足し算をせずに素材美が綺麗で人から褒められる髪をご提供したいので、基本、トリートメントも1種類が2種類しか使わないのですが、使い方と使う量で最大限にトリートメント効果を出して参ります。

人間には皮脂が皮膚を覆い保湿し体を守っています、髪にも地肌からの皮脂が髪を覆い紫外線などの熱からも守っています。

あまりに髪が乾燥すると皮脂だけでは保湿が足りなくなってきます。

そこでトリートメント(油)を足してあげなければならないのですが髪に水分がなければトリートメント(油)は入っていきません。

髪の表面に水分があれば表面にのみトリートメント(油)は付き、髪全体に水分があれば全体にトリートメント(油)が付く。

いかに、髪が水を吸い込むことが大切かがご理解頂けると思います。

大切なイベントや勝負所の時には、是非とも、当店でトリートメントも一緒にされ、さらにワンランク上の綺麗な髪で自信をつけられて見てはいかがでしょうか？

日頃は炭酸、特別な時はトリートメント。

『女性には自分へのご褒美もたまには必要です』

美容室びーだま　店主　玉江　陽